サザンカ(山茶花)について

原種、野生の山茶花原種、野生のサザンカ

サザンカは日本原産の常緑広葉樹で、晩秋から春にかけて花を咲かせます。寒さに強く、花があまり咲かない季節に楽しめる貴重な花です。よく見られる八重咲きの園芸品種は赤や白、ピンクなどいろんな色がありますが、上記写真の原種、野生の山茶花は一重咲きで花色は白や薄いピンク色のものが多い。
主に「サザンカ群」、「カンツバキ群」、「ハルサザンカ群」の三種類があり、カンツバキ群とハルサザンカ群が椿との交配種です。

利用

実から油が採取できます。

分布

日本西南部以南に自生し、日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布します。

名前の由来

  • 漢名である「山茶花」の音読み「サンサカ」が訛ったものという説
  • 「茶山花」と書いて「ササンクワ」と呼ばれたものが途中で変わった説

椿との交配種

カンツバキ
山茶花と椿の交雑種。椿と違い冬(11月末頃から2月)に咲き花びらも一枚ずつ散るという特徴を持つ。
枝が横方向に伸びるため草丈は伸びず、1m以下ほど。
品種によっては大きく伸びるが、花びらの数が14枚以上と多く(山茶花は5〜10枚ほど)、あまり花びらがしわしわにならない(山茶花はしわしわになる)という特徴を持ちます。
ハルサザンカ
山茶花と椿の自然交配で生まれた種間雑種とされ、冬から春にかけて咲く。
開花時期は12月から4月と、山茶花より遅く開花し長く咲きます。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

花の写真集