ススキとオギとヨシ(アシ)の見分け方

薄(ススキ)とオギ(荻)、ヨシ(葦)はすべて秋になるイネ科の植物で、とてもよく似ていますが、キチンとポイントを押さえれば見分けることができます。


判別ポイント

  1. 穂の先端

    ススキとオギは、穂の形から葉の特徴や育成環境などがとてもよく似ていますが、穂の先端に細い毛である「ノギ」があるか無いかで確実に見分けられます。

  2. 葉の中央に白い筋があるか、無いか

    ススキとオギはどちらも葉の中央部に筋が入りますが、ヨシの葉は模様がありません。。

  3. 株になるかならないか

    ススキは株になるため一か所に集中して生育しますが、ヨシやアシは株にならず、ある程度の間隔を開けて広がって生育します。。

  4. 水分が多い場所か少ない場所か

    ヨシ<<オギ<<ススキの順で水分の多い土壌を好みます。
    ススキは乾いた場所を比較的好みますが、ヨシは河川など特に水分が多い場所を好みます。

特徴表 開花準

穂の特徴 穂の特徴 葉の特徴 生育環境
ススキススキ詳細を見る 穂の先端にノギ(細い毛のようなもの)がある 葉の中央に白い筋がある 株になり、一か所に集中して生育する。
オギオギ詳細を見る 穂の先端にノギ(細い毛のようなもの)が無い 葉の中央に白い筋がある ススキに比べると水分が多い場所になる。ススキのように株にならず、まばらに間隔を開けて生育する。
ヨシ(アシ)詳細を見る 毛もノギもない 葉の中央に白い筋が無い 河川など水辺や水分が多い場所で生育する。ここは干拓地の水路。常に水分がある場所ではなくても見られる。
しかし、比較的小型になる。よってオギとの見分けは葉の筋を確認するのが確実。

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