椿と山茶花の違い、見分け方
椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)はどちらもツバキ科ツバキ属の植物で、花の形などがよく似ています。
さらに、品種によっては同時期にも咲くため区別が難しい場合があります。
下記にツバキとサザンカの基本的な違いを記述しています。
個別の判断方法
上記の表に沿って判断すると、椿と山茶花の判断はさほど難しくないと思います。
ただし、山茶花と椿の交配種で、春咲きの「春山茶花」や冬先の「寒椿」などがあり、上記の例だけでは完全な判断はできません。
以下に、管理人が独自に調べた限りの情報を掲載してますので、よろしければご参照下さい。
※ひょっとしたら事実と違う場合もありますので、あしからず・・
各々の開花期と特徴
サザンカ 11月〜 2月 花は一枚ずつ散る 雄しべは放射状
寒椿 11月〜 2月 花は一枚ずつ散る 雄しべは放射状 基本的には小型
ツバキ 1月〜 5月 花は丸ごと落ちる 雄しべは筒状
春山茶花 2月〜 4月 花は一枚ずつ散る 雄しべは放射状
- ツバキと、サザンカ
- 咲く時期と、花の散り方、外観の特徴で判断可能
- ツバキと、春山茶花
- 花の散り方、外観の特徴で判断可能
- ツバキと、寒椿
- 寒椿は椿に比べて小型で、花の散り方や外観の特徴は山茶花に似るため、それらの違いで判断可能
- サザンカと、寒椿
- 同時期に咲くため、原則、大きさで判断
ただし、獅子頭や立寒椿などの品種は背丈が伸びるため、大きさで区別が判断できない
山茶花は
花びらが少ない 5〜10枚ほど しわになるものが多い
寒椿(獅子頭や立寒椿)は
花びらが多い 14枚以上 しわしわにならない - サザンカと、春山茶花
- 咲く時期で判断(時期によっては区別が困難)